2026年01月07日
― L-22X 設定手順と注意点 ―
※本記事では、Amazonアソシエイト・プログラムを利用しています。
Table of Contents
Table of Contents
- GS1データバー限定型合成シンボル(CC-A)とは
- L-22Xでも初期状態では読めない理由
- L-22XでCC-Aを読むための基本方針
- 設定手順(設定QRコード読み取り)
① 初期設定
② GS1データバー限定型合成シンボル CC-A 対応設定
③ 読み取り音設定(どちらか1つ) - 有効化される主な設定内容
- 設定完了後の動作確認
- 設定保存時の注意点
- トラブルシューティング
- まとめ
1. GS1データバー限定型合成シンボル(CC-A)とは
GS1データバー限定型合成シンボル(CC-A)は、
- GS1 DataBar Limited(1次元)
- Composite Component(2次元:CC-A / MicroPDF417)
を上下に組み合わせた 合成シンボル(Composite Symbol) です。
主に以下の用途で利用されています。
- 医薬品・医療材料の識別
- トレーサビリティ用途
- 有効期限・ロット番号などの付加情報表現
重要な点として、
GS1 DataBar対応だけでは不十分で、Composite(合成)を明示的に有効化する必要があります。
2. L-22Xでも初期状態では読めない理由
OPTICON L-22X も、出荷時の初期設定では以下が無効になっている場合があります。
- Composite(CC-A / CC-B / CC-C)が無効
- CC-Aで使用される MicroPDF417 が無効
- GS1 DataBar Limited の Composite 上位構造が無効
そのため、
GS1データバー単体は読めるが、CC-A付きだと読めない
という現象が発生します。
3. L-22XでCC-Aを読むための基本方針
L-22Xでは、設定用バーコード(QRコード)を読み込むだけで対応可能です。
PC接続や専用ソフトは不要で、
スキャナ単体で設定が完結します。
基本方針は以下の通りです。
- 初期設定で状態をリセット
- GS1 DataBar Limited CC-A(Composite)を有効化
- MicroPDF417 を必ず有効化
- 必要に応じて読み取り音設定を選択
4. 設定手順(設定QRコード読み取り)
重要:L-22Xでは「①初期設定+②CC-A対応+③読み取り音設定」が1つの設定QRコードにまとめられています。
本記事では その統合QRコードを読むだけで設定が完了する運用 を前提に説明します。
統合設定QRコード(どちらか1つ)
以下の どちらか一方のみ を読み取ります。
| バイブレーションのみ | |
| ブザー&バイブレーション |
- 統合設定QR(バイブレーションのみ)
初期設定 + GS1データバー限定型合成シンボル CC-A 対応 + バイブのみ - 統合設定QR(ブザー&バイブレーション)
初期設定 + GS1データバー限定型合成シンボル CC-A 対応 + ブザー&バイブ
👉 現場環境に合わせて選択してください。複数読み取りは不要です。
① 初期設定
👉 「初期設定」が含まれています。
この設定で、工場出荷時に戻ります。
② GS1データバー限定型合成シンボル CC-A 対応設定
👉 「GS1データバー限定型合成シンボル CC-A 対応 設定バーコード」 が含まれています。
この設定で、GS1 DataBar Limited + CC-A(MicroPDF417)が有効になります。
③ 読み取り音設定
運用環境に応じて、以下のどちらか 1つのみ を読み取ります。
- バイブレーションのみ
医療現場・静音環境向け - ブザー & バイブレーション
倉庫・物流・騒音環境向け
※ 両方を読む必要はありません。
5. 有効化される主な設定内容
CC-A対応設定バーコードには、以下の設定が含まれています。
| コード | 内容 |
|---|---|
| BCM | All 1次元バーコード 許可 |
| D5P | Japan Postal 許可 |
| BHE | Composite GS1 DataBar Limited CC-A(RSS)有効化 |
| BCG | MicroPDF417 許可 |
| D4L | Han Xin Code 許可 |
| BG0 | DataMatrix(ECC000–140)許可 |
| BF2 | Aztec Runes 許可 |
| BCE | MaxiCode 許可 |
特に重要な設定
- BHE
→ GS1 DataBar Limited 上の Composite(CC-A)を有効化 - BCG(MicroPDF417)
→ CC-A の2次元部をデコードするために必須
6. 設定完了後の動作確認
設定後、以下の構成を持つ GS1データバー限定型合成シンボル CC-A を読み取ります。
- 下段:GS1 DataBar Limited
- 上段:Composite Component(CC-A / MicroPDF417)
正常に設定されていれば、
- 1回の読み取りで
- GS1要素文字列(AI含む)が
- 正しく出力されます
7. 設定保存時の注意点
L-22X では 設定保存回数に制限 があります。
重要事項
- CC-A が正常に読み取れることを確認してから [設定保存] を実行してください
- 設定確認のたびに保存を行わないでください
- 不要な設定保存は避けること
👉 動作確認後、問題がない場合のみ 設定保存 を行います。
8. トラブルシューティング
読めない場合のチェックポイント:
- 初期設定を読み飛ばしていないか
- CC-A対応設定バーコードを確実に読み取っているか
- CC-B / CC-C など別の Composite 設定と混在していないか
- 読み取り距離が近すぎないか(限定型は非常に細密)
9. まとめ
- GS1データバー限定型合成シンボル(CC-A)は通常設定では読めない
- Composite有効化 + MicroPDF417許可が必須
- L-22X は設定バーコードを読むだけで対応可能
- 設定保存は必ず動作確認後に実施する
医療・流通現場では、事前設定済みL-22Xの配布が運用トラブル防止の鍵となります。
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導入テストや予備機を短納期で用意したい場合には便利です。